ノミの種類と使い方

ノミを使って木材の加工ができれば、作品のレパートリーも増えますし、質の向上に繋がります。
日曜大工で使いやすい、ノミの種類と正確な加工をする為のノミの使い方を紹介します。

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ノミの種類

ノミの種類
ノミには同じ幅でも使う目的によって長さや厚みの違う種類があります。
画像は幅が24ミリのノミで左から追入れノミ、中叩きノミ、叩きノミです。

追入れノミの特徴
追入れノミは厚みが薄く刃の角度が鋭角になるため化粧材や通常の作品加工に適しています。
造作ノミとも呼びます。

DIY,日曜大工に適したノミでホームセンターでも購入できます
刃の角度が鋭角で切れ味も鋭い反面、節や小さな石、ゴミでも刃先が欠け易いので研ぐのが苦手な人は注意して利用して下さい。

叩きノミの特徴
叩きノミは厚みがあり、柄も長く、木材の深い穴(ホゾ穴)加工に適しています。
近年、機械加工が主流な為、利用頻度も少なくなりつつあります。

中叩きノミの特徴
追入れノミと叩きノミの中間の厚み、長さでオールラウンドに向いている為、リフォーム工事等で便利に利用できます。

最低限必要なノミ

最低限必要なノミ
DIY,日曜大工でも最低限、追入れノミの幅の違う3本位は揃えたいです。
3本位あれば殆んどの加工に利用できます。

画像による1例
左から幅が15ミリ(5分ノミ)、24ミリ(8分ノミ)、 42ミリ(1寸4分ノミ)の追入れノミ

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ノミの使い方

穴堀りとノミ立て
ノミ立て作業
穴を掘る場合、Aの様に最初にノミ立てと呼ぶ、ケガキ線に沿って、ノミを金槌で軽く叩き、ケガキ線以上に穴が大きくなるのを防ぎます。

ノミだけで掘るのが大変な場合は、ドリルの木工キリで画像の様にすれば時間も短縮でき、容易に掘る事が出来ます。

木材のノミ加工
(1)柔らかい木材の加工をする場合にも、先ずはノミ立てをします。
(2)ノミ立てをしたケガキ線より2~3ミリ内側で加工を済ませます。
(3)最後にノミ立てをしたケガキ線までの仕上げ加工をします。

ノミを使うどんな場合にでも(1)~(3)の要領で作業を行えば正確な加工が可能になります。

大工親父のワンポイントアドバイス大工の親父からのワンポイントアドバイス
追入れノミ3本とノミ立て作業を忘れずにね!

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