電動丸のこを使って作業されるDIY愛好者にとって、丸のこの刃先が見づらいのと粉塵が気になり、安全で正確な切断が難しく、使い慣れないとキックバックを起こし、怪我をしかねません。
刃先が見えやすい逆勝手丸のこの購入を検討され、逆勝手丸のこの使い方や注意点への質問がありました。
逆勝手丸のこも刃先が見やすい以外に使いづらい部分もある事から、使い方や注意点について補足を交えてQ&A形式で紹介します。
逆勝手丸のこの使い方や注意点
DIYで2×4材をよく切りますが、気になるのは粉塵と通常の丸のこの刃先の見づらさです。
その二つを解決してくれるのが逆勝手の集塵丸のこかなと思うのです。
刃のサイズが125だと2×4も切れそうです。
逆勝手ですと切った物が左側に落ちると思いますが、何か注意点はありますでしょうか。
その為に切断面が見やすくなっています。
2×4材の切断には定規を使った通常の丸のこか、卓上丸のこの方が使いやすく正確に切断できると思います。
逆勝手丸のこでも切れなくは無いですが、主に薄板用に小型で便利です。
我が家は新築して数年経ちますが、工作物を作っては壊して楽しんでいます。
父の時代とは違い、ネジと電動工具があれば手軽にできるようになりました。
丸のこはいくつか買いましたが2x4を扱うのがほとんどでしたので、松下のDIYコードレス丸ノコ110mmをよく使ってきましたが、最近バッテリーのパワー不足を感じてきました。
私は生まれつき肘関節が人より曲がらないので、楽な道具を探してきました。
そして小型の逆勝手というのがあるのを知ったばかりです
サイズが190、165の物と松下製DIY用の110の物を過去10年位、使用してきましたが不注意からキックバックで2回ほど飛ばしてしまいました。
怪我はなかったのですがあまりのスピードに驚きました。
コンパネを長手方向に切っていくときどうしても体が丸のこから離れてしまい、刃の右側の刃先が見えないのでいい加減に平行定規だけに頼ってしまいます。
そしてまっすぐに切れていないこともありました。
丸のこの使い方は難しいです。
アメリカの動画では逆勝手の丸のこで作業しているのを見まして、使いやすそうだなと思いました。
切れたものは右側に落ちるのですか。
最近ボッシュの18Vバッテリーの工具のシリーズに逆勝手の丸のこが出ています。
同シリーズのドリルドライバーを購入したのでその丸のこでもいいかなと考えています。
大工の親父さんのサイトは知ったばかりですがいろいろなアドバイスが参考になります。
電動工具は安全第一で使って生きたいと思います。
ちなみに丸のこと丸のこスタンドで2x4を1800ほど縦に切るのは大変でしょうか。
木材を送るのに専用のレバーみたいなもものを作って刃先に注意してやってみようと計画しています。
大工の親父さんのアドバイスをいろいろ考え、物も見てみて、やはり右勝手のほうが自然な作業ができると判断しました。
新建材を切るわけでも無いので、145mm位の日立のプロ機を検討中です。
今までのはすべてベースが鉄製でしたので、今回はアルミベースで微調整ができるものが良いなと思います。
丸のこはキックバックで危ない目に遭いました。
なめてかかってはいけないと痛感しました。
あれから丸のこが少し怖くなっています。
明日は庭に出てソーホースを作り、簡易作業台の作成です。
ホームページ大変参考にしています。ありがとうございます。
大工の親父です。
Oさんの、DIY好きコメントを微笑ましく拝見しています。
最近の丸のこは殆んどアルミダイキャストになり、ベースの狂いや反りが無くなり、正確な角度と切断が可能になりました。
それを補うのがアルミフリーアングル定規や作業台です。
作業台で切断端材が落ちない、同一面にすれば安全で正確、作品の出来栄えも良くなります。
いずれ、丸のこを安全に使いこなす2回目の記事をアップする予定です。
怪我の無いように頑張って下さい。
左勝手丸のこに未だに執着しています。
日立の7インチ丸のこの型遅れ品とスタンドがありますが恐怖心がありましてなかなか使えずにいます。
最近ボッシュのジグソーを購入しまして、それで2x4の縦挽きをしようとしています。
振動の少ないジグソーで落ち着いて作業ができそうです。
いつも読んでいただき有難うございます。
角材をつけましたら本当に安定した切断ができました。
アドバイス有難うございます。
切断端材がノコ刃を変形させてキックバックが起きるのですね。
下にスタイルフォームなどを引いてやってみます。
丸のこ自体はマキタの古いものとカインズホームセンターで安く出ていた日立の7インチを主に使っています。
最近安い三共コーポレーションというところの165mmの物はアルミベースはいいのですが、最初から刃先がぶれるので合板がまっすぐ切れずメーカーに送り返しました。
直ってくるか疑問ですが、やはり有名メーカーの製品はしっかりできています。
それから卓上丸のこも安物ですが買ってみました。
なんと楽に切れるのでしょうか。感激しています。
合板などを切るときは丸のこ、2×4の横挽きは卓上丸のこ、2×4縦挽きはジグソーか丸のこにしています。
本当は左勝手の丸のこで右から左に切りたかったのですが物が入手できませんでした。
アメリカ製のDewalt,Skil,それにマキタでもウォームギヤの重めの丸のこがでています、縦挽きにやりやすそうなのですが、アマゾンで検討までしましたが、電圧と周波数の問題があって断念しました。
いろいろ電動工具も楽しんで安全に使っていきます。
しかし合板を切るときはいつもどうしても体制がきつくていやになってきます。
板上に乗って切っている大工さんもいるようです。
私の理想は左勝手の刃先を見ながら腕を伸ばして右から左に送りながら、左手で板を支えて切りたいです。
集じん丸のこ、集じん機用逆勝手丸のこの使い方:コメント欄より
DIY,日曜大工で木材や合板以外の新建材と呼ぶボードやパネルを使ってDIYリフォームをやりたい方に綺麗な切断と切り屑やホコリ、チリの拡散を防げる、集じん丸のこや集じん機に接続して使う逆勝手丸のこを紹介します。[adcode]集じ[…]
逆勝手丸のこや切断方法の補足説明
電動丸のこの使用には危険が伴います。
安全に作業を行うためにも、通常の丸のこと逆勝手丸のこの違いや、綺麗に真っ直ぐ切る切断方法を理解しておく必要があります。
通常の丸のこと逆勝手丸のこの違い
通常の丸のこは、右手で握ってバランスよく切るために、モーター部分が左にあり、ベースもノコ刃の左部分が広くなっています。
逆勝手丸のこは、右手で握って、モーター部分が右になり、ベースもノコ刃の右部分が広くなっています。
通常の丸のこは右利き用に出来ていますが、左利き用の丸のこもあります。
逆勝手丸のこは、右手で左利き用の丸のこを握って切断するのと同じ状態になります。
逆勝手丸のこのメリット、デメリット
切断面やノコ刃が見えるため、直線定規が無くても、墨の線上を切る事が通常の丸のこ以上に容易です。
ノコ刃やモーターが小型で軽量なため、楽に切断作業が行なえます。
ノコ刃が小型でベニヤやボード、キッチンパネル等の薄板切断に向いています。
逆勝手丸のこのデメリット
モーター部分やベースが右になり、切断端材側に重心があり、端材が下に落ちる場合には、キックバック防止のためにも右手でしっかりとバランスを取る必要があります。
ノコ刃やモーターが小型のため、刃経不足やモーターのパワー不足で30mm以上の厚材に不向きです。
丸のこのキックバックを防ぐ、安全で正確な切断方法
丸のこのキックバックとは?
回転中のノコ刃が切断中の材料の摩擦や余分な接触等の負荷に絶えられず、回転パワーで後方に跳ね返される現象です。
コンパネや合板を蛇行しながら切り、ノコ刃に余分な摩擦を起こしたり、切断端材側が徐々に下に傾き、ノコ刃に接触して跳ね返されます。
キックバックは一瞬の出来事で大変危険です。
私も何度か経験していますが、仕事仲間で太ももや膝を怪我した人、横にいた人に怪我をさせた人などを見てきました。
大工さんの場合、様々な状況下の不利な体勢での切断作業もある事がキックバックに繋がっています。
丸のこの切断作業では、安定した態勢と切断材料の安定、正確な切断を心掛ければキックバックは防げます。
キックバック防止のためにも、これまでにお伝えした
あったら便利な道具 仮設作業台
電動丸のこを安全に使用する為の注意点
電動丸ノコ、定規(ガイド)の使い方と工夫
丸のこ直線定規の作り方
丸のこ直角定規の作り方と用途等をご覧下さい。
最後に
DIYが大好きな質問者の電動工具や安全作業への想いが伝わりましたか!
最近ではDIY向きに、外国製の電動工具キットや安い丸のこが販売されていますが、安価な丸のこの中には、モーターの再生品やパワー不足からモーター軸がブレやすい商品があり、軽微なDIY作業向きと言えます。
質問者の様に頻繁に作業をする方は、丸のこの場合、価格差が少ないので、プロ用かプロ用に近い商品をお勧めします。
安価なDIY用を数台購入するより、プロ用1台で切断精度や材料に併せてノコ刃を交換する利用が得策と言えます。
参考までに電気丸のこ商品紹介をご覧下さい。