網戸枠のメーカー事情
過去には、多くのアルミサッシメーカーがありました。事業の撤退や合併で現在の数社に落ち着いています。
- トステム(トーヨーサッシ)、YKK、不二サッシ、新日軽、三協アルミ、立山アルミ、アルナ工機
- :合併(新日軽、アルナ工機)
- :合併(三協アルミ、立山アルミ)
アルミサッシはそれ迄の木製建具に比べ耐久性に優れています。
アルミサッシが普及し始めた40年以上前の製品も健在中です。
只、アルミサッシや網戸枠の戸車やクレセント錠等の部品は交換が必要になってきています。
しかし、作られた当時の部品を在庫しているメーカーは殆どありません。ましてや、存在しないメーカーではどうする事もできません。
網戸枠の外し方
網戸枠は上に持ち上げ、下端を外側にずらせば外せますが、上端に風や子供が触れただけで外れない様、はずれ止めが付いています。
スプリングのはずれ止めが付いた、比較的新しいタイプです。
古いタイプのはずれ止めで、網戸枠が外せない場合は、はずれ止め部品をドライバーで緩めれば外す事ができます。
隙間の調整方法
網戸枠を閉めた状態で、上下どちらかに隙間が開く場合には、戸車を上げ下げして隙間を調整します。
アルミサッシ建具と同様に左右の側面にドライバーを挿し、戸車を上げ下げするタイプ
古いタイプは戸車を固定しているビスを緩め戸車を上げ下げします。
戸車調整だけで隙間が解消されない場合はモヘア付きの隙間テープを貼って対応して下さい。
戸車の賢い取り替え方
メーカー事情で説明通り、適切な戸車交換ができる場合は稀で、殆ど同じ戸車を見つけ出す事はできません。
汎用性戸車で対応する
汎用タイプでメーカーを問わず戸車交換できます。
汎用とは言え対応できる網戸枠やレール形式に限りがあります。
最善の取り替え方
対応できる戸車やクレセント錠がない場合には、普段利用する事が少ない部屋の窓や開閉が極端に少ない小窓等の戸車やクレセント錠と交換する方法です。
網戸枠のゆがみを直しの裏技
古い網戸ネットを取り外し、網戸枠だけで閉め、隙間やガタつきがない様、網戸枠を菱形状に押さえつけます。
菱形の状態で薄いベニアや厚めのダンボールを内側から画像の様に当て、テープで固定します。
最低、2ヶ所、画像の様に固定します。
菱形の状態で網戸の張替えをします。
網戸の張替え後にベニアやダンボールを外します。
最後に
網戸の隙間調整や網戸枠のゆがみ直し、戸車交換は長年、プロのメンテナンス方法として対応した苦肉の策や荒技です!
網戸を張替える際には参考にして下さい。
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