DIY,日曜大工で作品を作るとき、手入れしないと使えない道具や使い捨てに頼る消耗道具があります。
手入れ方法を知っていれば長期間使える道具と消耗道具の上手な利用法について紹介します。
手入れしないと使えない道具
手入れしないと使えない道具には刃物類があります。
ノミやカンナ、ノコギリ等がありますが、ノコギリは替え刃の使い捨てが普及していますので、ノミやカンナについて紹介します。
ノミやカンナ
大工さんが使用するノミやカンナは購入してもすぐには使えません。
先ずは砥石で刃を研ぎ、ノミの場合は柄の部分を調整します。
カンナの場合は台直しと言って、台(木の部分)を刃がよく切れる状態に調整します。
DIY、日曜大工好きの道具コレクター
ホームセンター等で売られている、DIY、日曜大工向きのノミやカンナには、すぐに使える状態の道具がありますが、手入れや刃の研ぎ方を知らないため次々と購入して、使えない道具のコレクター状態の方がおられます。
大工さんが利用する専門店に陳列されている5万円以上の有名なカンナを購入する人には一般のコレクター目的の人が多いとも言われています。
消耗道具
消耗道具は使い捨てに頼り、新たに買い替えていく小物類が主になります。
使い捨てとはいえ、使い分けをしたり、上手に利用する事で長く使う事ができます。
使い捨てノコギリ
ノコギリは柄の部分に使い捨ての替え刃を付けて使用しますが、両刃タイプから片刃タイプまで種類も沢山あります。
DIY,日曜大工では片刃タイプの265サイズが使いやすく、一般的です。
265の片刃タイプでも、上手く使い分ければ長く使用できます。
新しい刃は木材の切断や加工専用に使い、切れなくなってくれば、他の建材(ケイカル板、石膏ボード)の切断に使用します。
建材や合板には接着剤(ボンド)や木材に無い硬化部分がノコ刃のアサリ部分を消耗させます。
最初から建材や合板と木材の切断を併用すると直ぐに切れなくなるので注意しましょう。
ベニヤ板や合板向きの刃の細かいタイプもありますので、使い分けてください。
使った後は必ず水分を拭き取り、錆止めスプレーや油で拭き、湿気の無い状態で保管しましょう。
使い捨て小物類
カッターナイフの刃やインパクトドライバーのピット類等があります。
カッターナイフの刃も石膏ボードを切ると直ぐに錆びますので、建材使用と紙やビニール使用と使い分けましょう。
大工の親父からのワンポイントアドバイス
手入れ方法と使い分けをして、道具を大切に使おう!
良い作品作りは手入れの行き届いた道具から!