狭いスペースを有効利用する機能重視棚の取付け方

棚を取付ける目的は機能重視の収納にありますが、狭いスペースを有効利用する事で収納スペースを確保する事が可能になります。
利用目的に応じた棚の取付け方を紹介します。

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窓枠を活用したトイレ棚

塗装前トイレ棚
横幅の狭いトイレの場合、サイドカウンター等の設置による収納が困難な為、入口ドア上部か窓上に棚を設けますが、窓枠を活用する事でしっかりと固定された広い幅の棚が設置できます。

画像の棚は厚み20ミリ、幅が320ミリあります。
窓下の棚は窓枠に固定し、両サイド壁の化粧板に受け桟で固定されています。

有効幅が320ミリあるので、花や置物によるレイアウトも自由です。
手洗い付きトイレタンクの手洗いにも支障がありません。

窓上の棚も窓下の棚と同じ固定方法ですが、窓上の壁厚みを引いた220ミリが有効幅になります。
窓上と窓下の棚で収納目的を変えた使い分けが出来ます。

固定方法は木工ボンドとビスの併用です。
好みの色で塗装仕上げすれば、ビス頭も目立ちません。

チェックマーク 
窓枠上下の壁が額縁止めの場合は直接窓枠に固定できますが、アルミサッシ四方にアングルピースがあり、化粧窓枠とビス止めされている場合、化粧窓枠を取り外す事も可能ですが、後の処理が大変です。
棚板厚み分、窓開口が狭くなりますが化粧窓枠の上からの固定が無難です。

ユーティリティルーム、洗濯機上の棚

洗濯機上の棚
狭いスペースに洗濯機がある場合、洗濯機上に棚を取付け収納スペースを確保するしかありません。
画像は壁コーナの化粧板2面に固定する方法です。

予め、ビス止めできる位置を確認の上、縦枠材に下穴を開ておきます。
棚板の四隅を縦枠材厚み分切り欠き、縦枠から棚板を固定します。

棚板と縦枠材を組み、化粧板2面に固定します。
天井まで好みの段数の棚を作る事が出来ます。

狭いキッチンの背面有効利用棚

収納棚-1
画像は以前にも紹介した、狭いキッチンの背面を有効利用した収納棚です。
キッチンの背面が階段の壁と言う特殊な事情ですが、階段の壁厚みも有効に活用しながら狭くとも気持ちにゆとりの持てる化粧棚になっています。

大工親父のワンポイントアドバイス大工の親父からのワンポイントアドバイス
狭い部屋では頭上の空間をもっと活かす事を考えてみよう!
機能重視の中にもゆとりのある空間を大切にしたいね!

最後に

どんな仕上げの部屋でも必ず棚を取付けるスペースや取付け方法があるはずです。
試行錯誤しながら最良の取付け方法を見つけましょう!

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