丸のこ直線定規の作り方

プロの大工でも、定規無しで直線的に真っ直ぐ切る事は困難な技です。
しかし、定規さえ使えば、プロとDIY に差はありません。

化粧合板やベニヤ板等の合板や板材の正確な切断に、簡単に作れて便利な、長手方向に真っ直ぐ切る直線定規の作り方を紹介します。

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直線定規の作り方

直線定規には、幅が300~400ミリの2枚の合板を合わせ、上の合板の側面に丸のこベースの側面を合わせ、スライドさせます。
上の合板は直線的な側面が必須なため、購入時から切断をしていない側面を使用します。
厚みは4ミリ、5.5ミリ、9ミリ位が最適です。

直線定規用合板
ここでは、5.5ミリ合板を2枚合わせて作ります。

丸のこの刃からベース端
丸のこの刃からベース端まで、90ミリ、モーター端まで、180ミリあります。
定規を押えたり、取っ手を付けると幅が300~400ミリ必要になってきます。

95ミリずらし固定
下の合板から95ミリずらし固定します。

木工ボンド塗り
固定方法は2枚の合板を合わせる部分に木工ボンドを塗り、下の合板から上に短いビスで固定、或いは仮固定します。
固定ビスが長い場合は出た部分を切り取ります。
仮固定の場合にはボンドで密着後抜き取ります。

スライド定規切断
反対側を350ミリ程で長めのスライド定規か墨に合わせて切断します。

取っ手の固定
モーター端に当たらない部分に取っ手を付けます。
取っ手にも、ボンドを付け、裏面からビスで固定します。

取っ手の角材は直線定規の押えになりますがベニヤ板のたるみを防ぐ効果もあります。

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下の合板の調整
最後に上の合板に丸のこベースを合わせ、下の合板の伸びた部分を正確に切り落とします。

直線定規の完成
これで完成です!簡単に作れますネ!

試し切り
試し切りしてみます。
両端に切断印を付ければ墨を打つ必要はありませんが、分かりやすく、墨を打っています。

丸のこの刃は下の合板と切断する材料の厚みに調整して下さい。

1800の直線定規
スライド定規は同じ幅に切断する場合に使用しますが、直線定規は画像の様に幅が違っても、下の合板端を切断線に合わせれば正確に切る事ができます。
今回は長さを1800の合板で作りましたが、900や2400等、使用用途に合わせて作る事もできます。

最後に

これでプロと変わらない切断ができますヨ!
只、切断する丸のこのモーターが振れたり、丸のこベースが変形していたり切れない刃で無理やり切っても満足な結果は得られません!

丸のこの手入れやメンテナンスも忘れずに行いたいですネ!

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