墨つぼや糸墨の種類と使い方

同じ長さに揃えて切ったり、長い直線を引くのに最適な墨つぼがあれば、 綺麗な仕上げと効率の良い作業が可能になります。
墨つぼや糸墨の種類について紹介します。

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墨つぼの種類と使い方

墨つぼの種類
墨つぼは昔から変わらない便利な大工道具ですが、DIY,日曜大工でも、広く利用出来ます。
墨つぼは真綿に墨を入れ、手動で巻く糸に墨をにじませ、糸を弾く事で直線を描いたり、墨さしと呼ぶ、竹で作った筆で木材にケガキ線や基準線を描く為に利用します。

木材にケガキ線や基準線を描く事を墨付けと呼び大工棟梁の重要な役目です。
画像の右はケヤキの墨つぼで鶴亀の木彫り入りですが、大工道具の中で重要な役目を果たし、長く丈夫な住まいを願い縁起の良い鶴亀が彫られています。

画像の中央は木彫りを模写したプラスチック製で丈夫なため通常はこれを使用しています。
墨さしは竹をヘラ状にして、先端を細かく割り、墨が長く保てるように 工夫されています。

もう片方は、筆状にして、文字を書く為に使います。
最近は銅製の墨さしもありますが、竹の硬さと好みに応じた調整が容易な為、広く利用されています。

画像の左は近年の墨壷で墨を弾く事が主な目的で加工全般に利用します。
糸の巻き取りもバネのリール式で手軽でDIY,日曜大工向きです。

糸墨の弾き方

パーフェクト墨つぼ
糸の先端にある、軽子と呼ぶ針を部材に差し、糸を張った状態で、部材と直角に持ち上げて放します。
墨には適度な水分が必要で多すぎてもにじみ過ぎ、少ないと墨が付きません。

ベニア板等で仮打ちして、水分量、何度弾いても一直線になる要領を覚えてください。
糸に回転を与えたり直角で無い場合は直線に描けません。

特に長い距離や風が当たる時、糸が緩んでいる時は注意して下さい。

糸墨の種類と使い方

墨にも種類があり、通常使用する墨汁の黒以外に朱つぼと呼ぶ朱液を入れ黒では見えづらい場合や丸太のケガキ線や基準線を描く為に利用します。
昔から有る朱液は拭き取りが可能で床柱や磨き丸太等の化粧材に使われます。

現在出回っている化学品の朱液は墨汁と同様、拭き取れません、利用目的に合わせて使います。
色つきのチョークの粉を使うチョーク糸もあります。

太めの糸で下地材の位置表示やカラー鉄板に利用されます。

大工親父のワンポイントアドバイス大工の親父からのワンポイントアドバイス
墨つぼがあれば、合板や板の加工に便利に使えるよ!

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